ここ最近の入浴剤界隈では重炭酸入浴剤とエプソムソルトの人気がふつふつと沸いてきています。
そんな中、彗星のごとく現れた「重炭酸×エプソムソルト×岩塩×CBD」となんでも入りのハイブリッド入浴剤がステラシードより発売されました。
その名も【エイトザタラソ ユー CBD&リトリート バブルスパ】
入浴剤界隈にもついにCBDが登場です。
名前がとんでもなく長いですが、その長さに負けない効果があるのか実際に試してみて感じた事をレビューしていきます。
エイトザタラソ ユー CBD&リトリート バブルスパとは
ヘアケアブランド「8 THE THALASSO u(エイトザタラソ ユー)」から発売された、重炭酸入浴剤をベースに3つの成分を配合したハイブリッド入浴剤です。
製品名 | エイトザタラソ ユー CBD&リトリート バブルスパ タブレット入浴剤 ディープ |
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区分 | 薬用化粧品 |
内容量 | 40g×6錠 (1回1錠) |
成分 | 炭酸水素Na、硫酸Na、コハク酸、炭酸Na、酸化Ti、セルロースガム、塩化Na、PEG-150、カンナビジオール、海塩、加水分解コラーゲン、スクワラン、硫酸Mg、ヒアルロン酸Na、ラベンダー油、ショウガ根エキス、トウガラシチンキ、L-グルタミン酸Na、水、ケイ酸Ca、ステアリン酸Mg、エタノール、香料、青1 |
製造国 | 日本 |
タラソCBD処方に加え、ミネラル豊富なエプソムソルトや岩塩、肌に潤いを与えるヒアルロン酸を贅沢に配合。
ヘアケアブランドから生まれただけに、スキンケア発想の入浴剤となっています。
なめらかなお湯がカラダを包み込み、潤いを保ちながら健やかに整えます。
タラソとは
タラソとは、ギリシャ語のタラサ「THALASSA」=海の意味にセラピーを掛け合わせた造語です。
歴史は古く19世紀ごろにはすでに確立していた自然療法で、簡単に言うと海水や海塩、海泥などの海洋成分を使った自然療法とされています。
CBDとは
CBDとは、「カンナビジオール」の略称です。
大麻からとれる成分の一つで、成熟した大麻草の茎や種子から抽出される成分の事です。
リラックス効果があり、慢性的なストレス緩和につながります。
大麻と聞いて不安に思った方、ご安心下さい。CBDは依存性がないため大麻に該当しません。厚生労働省のページでも以下の回答が出ています。
大麻草の成熟した茎や種子のみから抽出・製造されたCBD(カンナビジオール)を含有する製品については、大麻取締法上の「大麻」に該当しませんが、
当該製品を輸入する前に、麻薬取締部においてその該否を確認しております。
出典:厚生労働省
もちろん日本で販売されているCBD製品は、きちんと国の許可がとられた物なので心配無用です。
パッケージの外観と入浴剤の質感
袋を開けると個包装された入浴剤が6個入ってます。
封を開けると入浴剤の香りがフワっと漂ってきます。ムスキーサボンの良い香り。
紺色の艶感のあるパッケージ。
裏面にはお湯色や香りの説明文が記載されています。
丁寧に使用方法まで書いてあり、お湯の量のおすすめも載っていました。
個包装の中身はゴロっとしたタブレット型の入浴剤。
中央にくぼみがあり、お湯に入れてから溶けやすくなる工夫がされていました。
薄いブルーの配色で良い香りがさらに広がります。入浴剤の香りは少し強め。
ガチャポンで手に入れたお気に入りのフィギュア(うさぎ)と比較しても同じくらいの大きさ。
うさぎ…かわいい。
横の厚みもしっかりしていて持ってみるとずっしりとした重みを感じます。
参考に別で撮影した手でつまんでいる写真です。
成人男性の手のひらにちょうど収まるくらいの大きさでした。
お風呂に入れたらこんな感じ
実際にお風呂に入れてみると意外にもすぐに溶け始めました。
かなり大きい入浴剤だったので、溶け切るまでにかなり時間がかかるかと思っていましたが、溶けきるまでの時間はたった3分半。
入れた瞬間から鮮やかな青色がブクブクと広がっていきます。
あっという間に重炭酸泉に入れる準備がととのいました。
入浴剤を入れた直後の動画。
換気扇の音が入ってしまってますが、かなりシュワシュワと音を立てながら溶けていきます。
【感想】使ってみて良かった事、物足りなかった事
溶け切った後は鮮やかなブルーのお湯色に良い香りが浴室中に広がります。
お湯は濁り湯に近い感じ。手を入れてもすぐに見えなくなりました。
重炭酸入浴剤では珍しいスカイブルーのお湯色×香りの入浴剤。さっそく試してみます。
【良かった事】炭酸×香りでリラックス効果◎
特に良いと感じたのは2つ。香りが好みと、なめらかな水質です。
無香料の入浴剤を否定するわけではないですが、入浴剤を使っている実感を一番感じるのはやっぱり「香り」なんです。
エイトザタラソはしっかりとした香りの主張はありますが、自然な香り立ち。
長くお風呂に入っていても香りに飽きたり、気持ち悪くならない優しい香りで好みでした。
驚いたのは水質の変化です。
エイトザタラソにはL-グルタミン酸という塩素中和成分が含まれています。
これにより水道水の塩素を中和してなめらかなお湯へ変えてくれる効能があり、これが自分の肌でも感じられて感動しました。
なめらか(まろやか)な水質で重炭酸特有のだんだんと体温が上がっていく感覚が好み。
エプソムソルト、岩塩を配合しているので発汗作用もしっかりしてました。
もちろん翌日の寝起きもばっちり。たった4時間半の睡眠でも翌朝スッキリ起きれました。
【物足りなかった事】CBDに期待しすぎた。リラックスが目的
これは初体験で期待しすぎた自分が悪いし、そもそもそういう物ではないって前提なんだけど、CBDを使って大きな変化を感じる事はありませんでした。
CBDなら1発でととのっちゃうんじゃないかと正直期待していたのは灼熱のサウナに入った後のあのぶっ飛び状態。
だけど特別感を感じないまま、なんだか気持ち良かったなって思ったのが正直な感想です。
もちろん普通の入浴剤としてみたらとても気持ち良かったけど、CBDだから!みたいな刺激的な効果はなかったです。
冷静に考えたらそんな効果があったら大問題だし、そもそもリラックス成分が目的。
実際お風呂上りに気持ち良くなれたから十分な効果はあったと思います。
低めの温度で30分入浴してみた感想
重炭酸入浴剤が一番効果を発揮するのは少し低めの温度で長時間入った時です。
重炭酸とタラソの効果を体験するために、今回は少し低めの温度(38℃~40℃)で30分お風呂に入ってみました。
結果はこんな感じ。30分の入浴で心拍数は70から119まで上昇しました。
最初は汗をかきませんでしたが、10分くらいたつと頭からじんわりと汗が出てきはじめました。
そのまま入っていると15分経つ頃には汗ダラダラ。しっかりリフレッシュできて気持ち良かったです。
香りに飽きる事なく考え事しながら入っていたらあっという間の30分。やってみて気付いたのは途中で温度が低くなりすぎたのでたし湯が必要だった事。
岩塩が含まれているので追い焚きはおすすめできません。長く入りたいならたし湯をする必要があるので半身浴から入る事をおすすめします。
エイトザタラソ ユー バブルスパ レビュー|まとめ
今回はステラシードから発売されたエイトザタラソ ユー CBD&リトリート バブルスパを紹介しました。
まとめるとこんな感じです。
CBDに大きな期待しすぎたけど、そもそも高品質の入浴剤でした。
香りと水質が変わる事に感動しつつ湯上り後のポカポカ感もよかったです。
今まで他の重炭酸系入浴剤を使っていて、無色無臭に飽きた人に特におすすめです。
CBDをとりあえず試してみたい。少し珍しい入浴剤に挑戦してみたい。そんな方にもおすすめです。