2023年の後半にさしかかり今年もApple Watch新モデル発表されましたね。
今年も昨年に続き3モデル展開で最上位モデルのUltraが発売されます。
巷ではもっぱらUltraが注目されていますが、今回はseries9について、
3年以上サウナでApple Watchを使っている私がサウナー目線で買いなのかを解説します。
【前提】 サウナで使うのは自己責任。ただし3年使っても壊れない
『Apple Watchをサウナで使ってととのえないかな?』
こう考えた時に最初思うのは『壊れたらどうしよう…』じゃないでしょうか?
せっかく買ったApple Watchがサウナが原因で壊してしまうんじゃないか?と不安になる方も多いと思います。
実際に私が3年間ほぼ毎日使用した経験から言うと、可能性は0ではない。…けど普通に使って大丈夫です。
公式の見解
先にメーカーのAppleが動作確認済みの使用に耐えうる温度は以下の通りです。
あくまで公式の動作可能温度は0℃~35℃まで。
サウナ室での使用はあくまで自己責任となっています。
サウナの熱が原因で破損した場合、修理保証が受けられない可能性があります。
サウナ室110℃の施設でがっつり使っても大丈夫だった。
普段から私が良く通う船橋の名サウナ。ジートピアは高温サウナの温度が約110℃です。
当然操作可能温度をはるかに超える温度の為、途中で電源は落ちてしまいました。
本体もかなり熱くなりましたが、水風呂で冷やしてあげると問題なく再起動ができました。
【結論】ダブルタップ機能が欲しければ買い替えがおすすめ
結論からお伝えするとseries9はダブルタップ機能が欲しいっ!そんな方は買い替えがおすすめです。
とくにseries7より前のseries6までを使われている方やSE等を使用されている方にはとてもおすすめです!
series8と9のサウナーにとって必要な機能の比較
実は今回のApple Watchも耐熱性や耐水性は昨年モデルとほとんど変わりません。
サウナで使用するにあたって大切な部分をseries8とseries9で比較してみましょう。
series8 | series9 | |
画面サイズ | 41mm/45mm | 41mm/45mm |
重量 | 32g~38.8g | 32g~38.8g |
動作可能温度 | 0℃~35℃ | 0℃~35℃ |
耐水性 | 完全防水 水深50mの耐水 | 完全防水 水深50mの耐水 |
バッテリー性能 | 最大18時間 | 最大18時間 |
心拍センサー | 第3世代光学式センサー | 第3世代光学式センサー |
特に重要な動作可能温度、心拍センサーが全く一緒な為、サウナー目線では正直8で問題ありません。
サウナで使うならわかっておきたい違いは4つあります。
- ストレージ 32GB
- 最大1,000ニトのディスプレイ
- S8 SiP(64ビットデュアルコアプロセッサ搭載)
- U1チップ
- ストレージ 64GB
- 最大2,000ニトのディスプレイ
- S9 SiP(64ビットデュアルコアプロセッサ搭載)
- 第2世代の超広帯域チップ
では今年のモデルの追加された機能は何なのか気になりますよね。
それは内臓チップの変更によって『ダブルタップ機能』が使えるようになったことです。
ダブルタップ機能
今年のApple Watchの特徴はなんといってもダブルタップ機能。
簡単に言うと『画面を触らなくても親指と人差し指でトントンするだけで操作できるようになりました』って機能です。
これが今までサウナで使ってきた身からするとドンピシャの機能でして。
とくに今までのApple Watchを使ってたサウナーからしたら共感してくれるんじゃないかな。と思います。
サウナってサウナ室と水風呂を挟んでから外気浴で休憩しますよね。
水風呂から出る時ってどうしても画面が水滴で濡れてるんですよ。
そうなるとそのまま指で触っても反応しない…最悪誤作動して変な画面になる。
これが続くとせっかくサウナでストレス発散しに来ているのに誤作動に対応する時間でストレスが増えるんです。
それが嫌だから毎回律儀に画面をタオルで拭いていたわけでして。
でも何セットもしてるとタオルも濡れてくるしそうなったら拭いても誤作動してくるし…
そんな時このダブルタップ機能を使えば今までのストレスから解放されるわけだからとても気になります。
画面が明るくなって昼の外気浴で見やすくなった
画面表示の明るさが最大1,000ニトから2,000ニトにバージョンアップしました。
サウナで使う時に地味に助かるのが明るい昼間に行った時です。
明るい空だと画面が見づらくなって心拍数がどうなってるかわかりにくくなることもあったんですが、
今までの倍明るいので今まで以上に外での視認性が良くなります。
この明るさがあれば今まで以上にテントサウナなどアウトドアな外気浴での活躍の場が広がるかもしれません。
series7より前からならこんな機能も増えてます。
series6など過去モデルを使用されていたり、SEを利用されているなら買い替えは断然おすすめです。
その理由watchOS9から追加された機能と本体の大きさの違いにあります。
watchOS9からは神仕様。ただしフルスペックで使えるのは7から
今回のWatchOS9には大きく2種類大幅に強化された項目があります。
それがキーボード操作とワークアウトアプリです。
サウナーにとってApple Watchは時計というよりも心拍管理が主な使い方になってきます。
ワークアウトアプリ
watchOS9からワークアウトアプリの強化がされました!
心拍数の範囲を管理して画面上で管理&通知を受ける事ができるようになりました。
心拍数を自動で知らせてくれるのでいちいち自分から確認する手間が省けます。
心拍数管理は普段の生活から自動で設定する事も可能で、筋トレ等普段からワークアウトで利用する場合にもおすすめです。
キーボード操作
WatchOS9の登場でseries7以降のApple Watchには日本語キーボードが搭載されました!
今までApple WatchでLINEやメモを使う時は、定型文か音声入力しか使えませんでした。
定例分はラインで設定すればカスタマイズできますが、
返信したい文章のどうしても限界が出てしまったり、
音声入力は人が多い場所だと恥ずかしかったりして使い勝手が悪かったですが、
今後はiPhone同様キーボード操作ができます!
入浴中にどうしても返信が必要な事があった時や、スマホを取り出すには面倒くさい時、
なにか気になった事があった時にちょっとしたメモができとても使いやすくなりました。
普段使いでも革命的な機能なので、これらを目的に購入されても間違いないと言えます。
たった1mmの違いが世界を変える。
画面サイズの拡大
SEやseries4~6は本体サイズが40mm/44mmとseries8より1mm小さくなっています。
ディスプレイもベゼル(画面のふち回り)の幅も太くなっている為、実際に画面を見比べてみると表記よりも違いがあります。
実際に小さいモデルを使っていると、サウナで汗をかきながら操作する時や、
混雑しているサウナ室で他の人の迷惑にならずに素早く心拍数や時間を確認したい時、
古いモデルでは画面サイズが小さく、誤操作をしてしまう事があるので現行モデルと比較するとSEや旧モデルは使いづらいです。
常時表示ディスプレイがついていない場合がある。
series4とSEには常時表示ディスプレイが搭載されていません。
ディスプレイが真っ黒になる為、毎回腕を持ち上げて時間を確認する必要があります。
前述したサウナ室が混雑している時等、身動きが取れない時に横眼で確認できない為、
人気のサウナ施設に行ったりするといまいち使いづらいなーと感じる事があります。
また常時表示中は画面の発光が抑えられる為、暗いサウナ室で周囲に迷惑をかけずに時間の確認をする事ができます。
最新モデルなら今後長く使用できる
当然の話ですが最新モデルは、過去モデルよりもアップデート期間が長いです。
いままでエントリーモデルとして販売されていたseries3ですが、ついに2022年のWatchOS9からアップデート対象から外されました。
こう言ったことが古いモデルは起きてしまう為、折角高い買い物をするなら最新モデルがおすすめです。
さらにAppleWatchの特徴として新しい文字盤や機能の追加が起きる事がありますが、
過去モデルは古ければ古いほど追加の文字盤や機能が機能が利用できない場合が増えます。
AppleWatchは今が買い時
個人的にはseries9は良モデルですが、昨年に続き円安の影響もあり値段が上がっています。
保証対象外の使い方をするサウナーにとってお値段はなかなかに重要な要素…
AppleWatchを購入検討されているなら新モデル、過去モデルどちらも検討できる今のタイミングはまさしく買い時と言えます。
価格を極力抑えたいなら廉価モデルのSE、最新モデルで長く利用したいならseries 9
お財布と相談して大丈夫ならサポート期間、性能、リセールバリュー含めseries9がおすすめです。