ここ最近フォローしているTwitter界隈から【冷冷交代浴】というワードを見かける事が増えてきました。
文字のパンチがすごいこの入浴法、マイナー過ぎてあまり情報が出回ってない入浴法みたい。
実際私も【温冷交代浴】なら良く知っているし、今でも我が家で実践している入浴法です。
しかし冷冷交代浴なんて言葉は今まで聞いたこともない。冷たくて冷たくて終わりならなにも交代してない。そんなのただの拷問じゃないですか。
気になって夜も眠れずサウナでもととのえないので自分なりに調べた情報で解説します。
冷冷交代浴とは
冷冷交代浴とは主にサウナでととのうために始まった入浴法です。
サウナ→水風呂と入った後、温度の違う不感湯に入ってととのう仕組みの事です。
サウナ→水風呂→外気浴の入浴法を覆す、新しい入浴法としてここ数年で話題になってきています。
一説には関西を中心に広まってきている入浴方法と言われていますが、他の地域でも不感湯は昔から用意している施設が多いです。
なので冷冷交代浴の名前は知らなくても案外馴染み深い方も多いんじゃないでしょうか。
ちなみに…似た名前の温冷交代浴が有名ですが、あちらは湯船と水風呂を交互に入浴してととのう入浴方法なので違います。
冷冷交代浴のやり方
冷冷交代浴を気持ちよく行う為には以下のやり方がおすすめです。
ほとんどいつものサウナとやり方は変わりません。
おすすめの入り方は休憩するときに体温に近い不感湯を活用する事でととのう方法です。
ただし、水風呂や不感湯で体温が下がりきってしまうといけないので脈拍は意識したほうがいいかも。
脈拍、心拍数を測るならスマートウォッチがおすすめです。
正直特にやり方は決まっていないです!
実際に温度の違う水風呂をはしごして入って楽しむ方もいます。
色々な楽しみ方を見つけるのも楽しい入浴法なので、自分なりの気持ちいい入り方を見つけてもいいかもしれないですね。
不感湯を使った冷冷交代浴の効果
前述の通り冷冷交代浴とは水風呂の後の休憩を外気浴ではなく、不感の湯で体を休める入浴法です。
外気浴と同じように、サウナと水風呂で刺激を受けまくった体を落ち着かせ、正常な脈拍に近づける事で自律神経を整える事ができます。
外気浴と効果が一緒なら意味ないじゃんと思った方!大きな違いが2つあります。
不感湯なら天気や気温の影響を受けない
外気浴場が雨や雪で使えなかった事や、外の気温が寒すぎてととのえなかった経験ありませんか?
せっかくサウナにきたのに休憩スポットの環境が悪くてととのえないなんて最悪ですよね。
冷冷交代浴は屋内の不感湯で休むので1年通して同じ温度でリラックスできます。
屋内だからこそ、気温や気候の影響を受けやすい外気浴に比べて安定してととのえる利点があります。
体への負担が少ないから長くととのえる。
冷冷交代浴の名前通り、水風呂→不感湯とグラデーションのように水温を変化させていくので体への負担が少ないという利点もあります。
全身を均一に温度を下げてくれるのも良い所ですね。
体への負担が少なければより長く気持ち良い時間を楽しめます。
10分近く入ってても苦しくないので、普段のベンチやデッキチェアで休む外気浴とは一味違った感覚が味わえます。
不感湯(不感温浴)とは
不感湯とは人間の体温に近い35℃~36℃で設定されたお風呂の事です。
体温に近い温度の為、体への負担が少なく入浴できる特徴があります。
いつまでも入ってられる気持ち良さが特徴。
あー気持ちいいーと思いながら不感湯にぷかぷか浮いている感覚は他では体験できない物があります。
体への負担が少ないので、普段より長く入浴できる不感湯ならではのメリットがあります。
代表的には以下の3つの効果が見込まれています。
- 副交感神経の刺激 【メンタル改善】
- 高い血圧を下げる効果 【高血圧改善】
- 高い脈拍を落ち着かせる効果 【心臓への負担軽減】
良い効果が沢山ある不感湯。実は自宅でも楽しめます。
特に炭酸風呂だとさらに効果を発揮して睡眠の質向上や、ストレス解消もできたりするので自宅でもおすすめです。
気になった方はこちらの記事で紹介しています。
船橋グランドサウナで冷冷交代浴を試してみた。
ここまで調べた冷冷交代浴を筆者の自分が試さないわけにはいかないでしょ!
って事で近場のサウナで不感湯を調べて行ってきました。
冷冷交代浴を試したのは船橋グランドサウナ。
外観はこんな施設です。JR船橋駅徒歩1分の駅チカサウナ
公式HP:http://funabashi-grandsauna.jp/
トゴールの湯を不感温度で提供しているサウナ施設で、ジートピアに並ぶ船橋の名サウナです。
今回試したのは合計で3セット。
全て心拍数は140を超えるまでサウナでしっかり心拍数を上げ温まってから水風呂で冷却しました。
まるで無重力の気持ち良さ。
早速水風呂から出たら普段は座るととのい椅子を横目に不感湯にぷかぷか揺られてみます。
熱くも冷たくもない温度で湯船にしばらく体を預けてみると、
刺激的なととのい方は起きませんが、ぷかぷかと揺られるうちに体がリラックスしていく感覚がわかってきます。
ととのい椅子では感じられない無重力体験が癖になってきます。
気持ちいいなーと思いながら入っているうちに10分近く不感湯につかっていました。
その間は地球の重力から解放されていたと思います。たぶん。
不感湯→水風呂→休憩の順番でめちゃくちゃととのった
他の人の入り方を見ていて面白かったのは不感湯→水風呂の順番で入っている方がいた事。
2セット目で不感湯に入っているとお兄さんがサウナの後に不感湯→水風呂の順番で入っていくのを目にしました。
不感湯で体温を下げた後に水風呂に入って大丈夫か不安になるも、その後のお兄さんがあまりに気持ちよさそうな顔をするので最後にこれも試してみました。
その結果…めちゃくちゃととのいました!
自分にもこれが合っていると感じるくらい気持ち良かったです。
心拍数的にはサウナ→不感湯では1分以上入っていても心拍数がほとんど落ちなかったので問題なし。
約1分程不感湯に入ってみましたが心拍数は145から120前後までしか落ちませんでした。
体感の感想もサウナ後いきなり水風呂に入るよりもすんなりと水風呂に入れて気持ちいい。
直ぐに水風呂に入った時のようなキューっと体が引き締まるような感覚はなかったけど、ジワジワと落ち着いていく感覚。
普段1度ととのうと後はととのわない事が多いんですが、2度目のととのいを経験できました。
サウナ→不感湯→水風呂→ととのい椅子も結構ありです。
冷冷交代浴は一度やってみるべき
冷冷交代浴を試した結論。不感湯があるなら一度は試してみてほしいと思いました。
椅子に座ったほうが体を預けられて好きって方や、デッキチェアにゴロンと横になれるのが好きって方もいるので万人に受けるとは思ってません。
でも好きな人はすごくはまる入浴法だなと感じました。
無重力感覚でぷかぷかとお風呂に揺られる感覚は普通の外気浴では経験できない冷冷交代浴ならではの体験だったし、不感湯→水風呂を試したら2連続でととのえた実績があります。
もっと良い水風呂の入り方もありそうだなと感じました。冷冷交代浴には伸びしろがありそう。
サウナでととのえないスランプに陥っているなら普段と違う方法で試してみると案外簡単に整えるかもしれませんよ。